認知症・もの忘れ外来
認知症の診断、治療、支援を行います
認知症の診断には、神経心理検査や画像検査が有用ですが、神経心理検査は認知症を専門とする心理士が行い、画像検査は連携する医療機関の設備を利用して行います。
治療は、認知症自体はもちろん、経過中に生じる様々な行動・心理症状や、身体合併症にも対応します。
介護上の相談や、医療と介護との連携には、認知症ケア専門士である看護師もお手伝いします。
病初期から終末期まで、認知症のあらゆる段階で、ご本人とご家族を支えます。
こんな場合はご相談ください
- 時間や場所の感覚が不確かになってきた
- 何度も同じことを言ったり、聞いたりする
- 薬の管理ができなくなった
- 以前好きだったことや、趣味に対する興味が薄れた
- なんでも億劫がるようになった
- 慣れている場所なのに、道に迷う
- 鍋を焦がしたり、水道を閉め忘れたりが目立つようになった
- 料理のレパートリーが極端に減り、同じ料理ばかり作るようになった
- 人柄や性格が変わったように感じられる
- 映画やドラマの内容を理解できなくなった
- 夜中にうなされていることがある
- 動作が急に止まることがある
- 不安、ゆううつ、眠れないなどの症状や、発汗、めまい(立ちくらみ)
便秘などの自律神経症状が認められる
1回目の診察
- 1
- 事前問診症状、既往症、服薬内容などのヒアリングとともに、簡易認知検査、日常生活動作、介護負担度などの評価を行います。
- 2
- 診察事前問診の内容をもとに、医師による診察を行います。
- 3
- 検査血液検査、神経心理検査、画像検査(MRIやSPECTなど)を実施します。画像検査は連携先の医療機関に依頼します。
2回目以降の診察
- 4
- 治療検査結果にもとづいて診断と治療方針を決定し、治療や介護支援を行います。
代表的な認知症
- アルツハイマー型認知症
- レビー小体型認知症
- 脳血管性認知症
- 前頭側頭型認知症
- 軽度認知障害
- 若年性認知症
- その他の認知症
心療内科・老年精神科
心身の不調に気づいたらご相談ください
こころは目に見えませんから、こころの病気は分かりにくく、周囲に気づかれず、理解されにくいこともあります。
しかし、こころの不調は誰でも経験しうるもので、こじらせれば一人で解決することが難しくなります。
心身の不調に気づいたら、ご相談ください。
適切な対応によって回復することは多く、悩みや思いを言葉にすることで、回復への糸口に、ご自身で気づくこともあります。
人の数だけこころがあり、この分野の医療に万能の薬はありませんが、ともに考え、一人ひとりに合った解決方法を提案します。
代表的な疾患
- うつ病
- 不眠症
- パニック障害
- 不安障害
- 統合失調症
- 双極性障害(躁うつ病)
- 適応障害
- 社会不安障害
- 強迫性障害
- 発達障害
- 自律神経失調症
- 心身症
- 睡眠時無呼吸症候群
- てんかん
こんな場合はご相談ください
- 時間や場所の感覚が不確かになってきた
- 昼間に強い眠気がある
- 気分が沈んで、何もする気が起きない
- 好きなことや趣味に興味がもてない、楽しくない
- 会社や学校に行くのがおっくう
- 食欲がない、美味しくない
- もの忘れが目立つ
- 人の多い場所で動悸がしたり、息切れがする
- 人前に立つとひどく緊張する
- 人にみられている気がして落ち着かない
- いらいらする
- 仕事に集中できない
- ガス栓や鍵を閉めたか気になって、何度も確認を繰り返してしまう
- 検査で異常が見あたらない身体の不調に悩まされている
プライマリケア・老年内科
日常の健康問題に幅広く対応します
発熱、頭痛、アレルギー、高血圧など、日常的によくみられる健康の問題についての治療や、予防接種、健診を行います。
より専門的な医療、検査を要する場合や、入院が必要な場合は、連携先の医療機関や専門医を紹介します。
高齢者の生活の質の向上を目指します
高齢者のさまざまな健康上の悩みや、介護上の問題について、ご本人やご家族の相談に応じます。
高齢者は加齢に伴う変化とともに、複数の慢性的な病気を抱えていることが多く、症状の現れ方や、薬剤に対する反応も、若年者とは異なるものです。
これらの特徴を踏まえながら、一つの病気にとらわれず、ご本人にとっての生活の質を、より良く、より長く保つことに主眼を置いた診療を行います。
代表的な疾患
- かぜ
- インフルエンザ
- 胃腸炎
- 高血圧
- 糖尿病
- 脂質異常症
- 骨粗鬆症
- 痛風
- 花粉症など